今回は管理人が大好きな漫画『ハンターハンター』の考察をネタバレありで解説したいと思います。
作中に散りばめられた伏線や未回収の謎を楽しみながら漫画の連載再開を待ちましょう!
- 冒険活劇が好きな人
- ロマンを追い求めたい人
- 緻密な戦闘描写が好きな人
【ハンターハンター】考察して漫画の連載再開を待とう!ネタバレありで伏線を解説!
前提として本記事で列挙する謎や伏線は、この記事を執筆時点で未回収のものに限定させていただきます。あらかじめご了承ください。
というわけで早速ネタバレありでご紹介していきます。
暗黒大陸関連
まずは、記事執筆時点でリアルタイムで連載中の暗黒大陸に関連する伏線をご紹介。
クロロがいた船室の番号『37564』
巷ではこの謎の番号に以下のような解釈がある。
「みなごろし」の暗示
37564は日本語の語呂合わせで「みなごろし」(皆殺し)と読める。
これは幻影旅団メンバーの全滅を暗示しているという説。
時系列の逆転
366話と367話のクロロの服装の違いから、366話の時点ですでにクロロ以外の団員が死んでいる可能性が指摘されている。
幻影旅団関連
登場時から根強いファンも多い幻影旅団にまつわる謎・伏線を考察していきましょう。
初期から意味深な描写も多かったので気になっている読者も多いはず。
クロロVSヒソカ戦が実は共闘説
天空闘技場で描かれたクロロとヒソカの戦いが、実はクロロ側は旅団メンバーと共闘だったという説。ヒソカからすれば念願だったこの戦いはクロロの勝利で終わった。
その後死亡したヒソカが死後強まる念を利用して自らを蘇生させ復活、そして旅団狩りを始める。
作中屈指の文字量を誇るこの戦いのクロロの戦術は非常に複雑なもので、私も一度読んだだけで理解できなかったので何度も読み返した。(いまだに理解できているか怪しい…)
そんな戦いの描写の中で生まれたのが共闘説で、実はコルトピやシャルナークなどの旅団メンバーが協力、クロロに加勢していたのではないか、という説です。
クロロが瞬時に短時間で数百体のコピー人形を作り出していたことが根拠とされている。
確かに天空闘技場にコルトピとシャルナークが同席していましたし、そういった噂が立つのも無理はない状況だったと思いますね。
カルトが幻影旅団に入団した理由
暗殺一家ゾルディック家の末子であるカルト=ゾルディックは幻影旅団に入団しましたが、その理由・動機については謎のままである。
蟻とフェイタンとの戦闘を側から見てその力量差に絶望しますが、「兄さんを取り戻すためだ」と心境を語っており、この『兄さん』が誰を指すかも謎に包まれている。
個人的には、話の前後から察するに、ゴンにべったりなキルアをゾルディック家に取り戻すため、強引にでも連れ戻せる力を身に付けるために入団したと考察しています。
幻影旅団は全員死ぬ説
冨樫義博先生は、劇場配布の0巻に掲載された1問1答で、クラピカと幻影旅団の今後について「全員死にます」と断言しました。
この発言の意図は、単に「生あるものはいつかは死ぬ」という一般論を述べた可能性も十分あり得ますが、作者がこのように明言している以上、幻影旅団が全滅する可能性は無視できません。
全滅の原因として最も有力視されているのはヒソカによる殲滅説です。
実際、ヒソカは幻影旅団のメンバー全員を抹殺する目的でブラックホエール号に乗船しています。
もしヒソカがこの目標を達成すれば、それは即ち幻影旅団の全滅を意味することになります。
シャルナークに電話したのは誰?
シャルナークがヒソカと接触・死亡直前に鳴った電話の発信者が不明のまま。
ヒソカによる襲撃が予期せぬタイミングで起こったことで、これらの謎は未解決のまま残されることとなりました。
個人的には、タイミング的にヒソカのバンジーガムを解いたマチからの電話である可能性が高いと思っていますが、どうなんでしょう?
シーラとパリストンが同一人物?
シーラとパリストンには、確かに顔立ちや共通点など、同一人物説を拭いきれない事実が数多く存在します。
個人的には、少なくとも何かしらの関係者(親族など)であることを期待しています。
キメラアント関連
キメラアント関連でも意味深なエピソードや描写が盛りだくさんで気になっている読者も多いのではないでしょうか。
ジャイロの再登場はあるのか?
ジャイロという謎の人物によって創設されたNGLにキメラアントは上陸しました。
ジャイロは幼い頃に父親から酷い仕打ちを受け、過酷な労働を強いられていた過去があります。
とあることをきっかけ(このきっかけが結構な胸糞)に父親から愛されていなかったことに気づいたジャイロは12歳の時に父親を殺害、そして若干21歳という若さで環境保護団体・NGLを創設しました。
同時にネオグリーンライフ自治国という国を建国し、表の顔で環境保護を謳いながら、裏では世界を滅茶苦茶にするため、世界に憎悪をばら撒くために麻薬「D2」を流通させ、悪の権化のような男だったと描写されている。
キメラアントがNGLに上陸した際に女王蟻に食べられて死亡したが、脅威的なエゴイストゆえなのかハッキリとした自我と記憶を持つ兵隊アリとして蘇る。
物語の本筋には直接関係はないにもかかわらず、インサートする形でその人物像はかなり深掘りされて描写されているため、いつか再登場するのでは、という説がある。
個人的にも、過去を含めてあそこまでの詳細が描かれたという事実には何らかの意味や意図があると思わずにはいられないので、いつか邪悪な化身となって再登場する日を期待している。
ゾルディック家関連
ナニカとジグ=ゾルディックの関係性
ナニカ(アイ)の起源は、ゾルディック家のジグ(ZZIGG)が暗黒大陸から持ち帰ったものである可能性が高いと考えられています。
ジグはネテロ会長と共にかつて暗黒大陸を探検した人物とされており、この探検の際にナニカ(もしくはナニカの元となる存在)を発見し、持ち帰ったのではないかという推測が成り立ちます。
この推測の根拠は以下の点。
- ナニカの能力が五大厄災の一つに類似していること
- ゾルディック家がナニカを秘匿していること
- キルアがナニカに特別な命令権を持っていること
ジグがナニカを持ち帰ったとすると、それは数十年前の出来事であり、現在11歳前後のアルカが生まれるはるか以前のことになります。
このことから、ナニカ(アイ)は代々ゾルディック家の誰かに憑いてきた可能性もあります。
上記が事実であれば、ゾルディック家と暗黒大陸、そして五大厄災との深い繋がりが示唆されることになるので、今後の暗黒大陸編でこれらの謎が明らかになる可能性は高いと考えています。
キルアがアルカを妹と認識している理由
キルアがアルカを妹と認識している理由についての考察。
考えられる可能性をいくつか挙げてみます。
アルカの性自認と自己表現
キルアがアルカを妹として扱う理由は、アルカ自身の性自認と自己表現にある可能性。
アルカは物語の中で女性的な言動や振る舞いを見せており、自身を「あたし」と呼んでいます。
これは、アルカが自身を女性として認識している可能性を強く示唆しています。
もしかしたらキルアは、家族の中で唯一アルカの内面的な変化や自己認識を理解し、尊重している人物なのではないでしょうか。
他の家族メンバーがアルカを「弟」と呼ぶ中、キルアだけがアルカの意思を尊重し、「妹」として扱っているのかもしれません。
ナニカの影響
アルカの中に宿る「ナニカ」という存在も、この状況に大きく関わっている可能性があります。
実はナニカは女性的な要素を持つ別人格であり、その存在がアルカの性自認や自己表現に影響を与えているのではないでしょうか。
キルアは、ナニカの存在とその影響を深く理解しているからこそ、アルカを「妹」として受け入れているのかもしれません。
キキョウとレンコが同一人物説
キルアの母『キキョウ』と幻影旅団の過去編に登場したエンバーマー『レンコ』の同一人物説。
キキョウの公式情報や時系列、容姿などの共通点を鑑みると、個人的には少なくとも親族なのではないかと思っています。

容姿がそっくりだしね
キャラクター固有の伏線・謎
ゴンと暗黒大陸の関係
ゴンが暗黒大陸出身であるという説には、以下のような根拠が挙げられます。
- 出生の謎
- フリークス家の特異性
- 異常な潜在能力
出生の謎
この記事執筆時点では、ゴンの母親に関する情報が極めて少なく、その出生は未だ謎のベールに包まれています。
作中ではジンがカセット内で語ろうとしてゴンが聞かなかった描写以降は母の存在に言及されていません。
フリークス家の特異性
ゴンの父親であるジンを含むフリークス家は、暗黒大陸との関連を示唆されました。
新大陸紀行を未だ書いている可能性があるドン・フリークス絡みで今後フリークス家の系譜にまつわる事実が明らかにされる可能性は高いでしょう。
異常な潜在能力
ゴンは若干12歳にして自ら強制的に成長し、キメラアントの王直属護衛官であるネフェルピトーを圧倒するほどの力を発揮しました。この驚異的な潜在能力は、彼が常人の体質ではない可能性を示唆しているのではないでしょうか。
ジンは本当にゴンの父親なのか?
実はゴンの本当の父親はジンではない説。
最初にゴンがジンの肉声となるメッセージを聞いた時、暗黒大陸らしき異様な場所で超巨大なドラゴンの背中(しかも二重に!)に乗っている父親の姿が描かれています。
このカットで登場したジンらしき人物が実はジンではなく、別の親族の誰かでは?との噂があるようです。
言われてみれば確かにゴンはあまりジンと似ていないような気もしますよね。
(似ているのは髪質くらいか?)
個人的には実はジンとゴンは兄弟という方がしっくりくるので、今後二人の関係性が明らかになる展開があるのか非常に楽しみな点の一つです。
カイトの転生能力
キメラアント編でネフェルピトーに敗北し、蟻に転生したカイトの能力は、彼の念能力「クレイジースロット」と深く関連していると考えられている。
ジンがゴンに語った「アイツの”気狂いピエロ(クレイジースロット)”にはな、ゼッテーしんでたまるか!って本気で思わねーと出ねー番号がある!」というジンの発言は、カイトの能力に特別な「転生」の機能が存在することを示唆しています。
転生の条件
カイトが転生できた条件として、以下の要素が考えられる。
- 強い生存意志:ジンの言葉通り、カイトが「絶対に死んでたまるか」と本気で思った瞬間に、特別な番号が出現した可能性。
- クレイジースロットの隠された能力:カイトの念能力に、未知の転生機能が備わっていた可能性。これまで(カイト自身も気付いていない)明らかになっていない番号の中に、転生を可能にする特殊な能力があったと考えられる。
転生の仕組み
カイトの転生の仕組みについては以下のような推測できる。
- 念能力の自動発動:カイトの死の瞬間に、クレイジースロットの特殊な能力が自動的に発動し、転生のプロセスを開始した可能性。
- キメラアントの特性との融合:カイトの強い生存意志と、キメラアントの遺伝的特性が融合することで、前世の記憶を保持したまま新たな個体として生まれ変わることができたという説。
「闇のソナタ」がもたらす呪い
センリツに呪いを付与した「闇のソナタ」。
魔王が作曲したとされるその楽譜は、聴いたものは呪われ、演奏したものは死ぬという。
センリツがクラピカに自身の能力を教えた際に初めて言及された闇のソナタだが、以降は本編に名前すら登場していない。
魔王とは?呪いは何かしらの念能力なのだろうか?
私は魔王の出自は暗黒大陸なんじゃないかと考察しています。
理由は、ハンターハンターという作品の中であの世や地獄、もしくは魔界などの現世ではない別次元の世界線が登場していないのと、暗黒大陸なら割と何でもアリな包括性があるかなぁと。
「魔王」と呼ばれている念能力者や生物が存在していても不思議でないと思います。
【ハンターハンター】考察して漫画の連載再開を待とう!ネタバレありで伏線を解説!の〆
いかがでしたでしょうか。
ハンターハンターと言えば、やはりまだ明かされていない数々の謎や伏線が作品の魅力の一つですよね。
これからも作中で魅惑の謎が解明されることを楽しみに待っていましょう!