今回は幻影旅団メンバーのシャルナークについての死亡や能力、残された謎について解説します。
【ハンターハンター】シャルナーク死亡は何巻の何話?能力と予言や謎も解説!
まずはシャルナークの人物像についておさらい。
フルネーム | シャルナーク・リュウセイ |
所属 | 幻影旅団(団員No.6) |
出身 | 流星街 |
念能力 | 携帯する他人の運命(ブラックボイス) |
念系統 | 操作系(放出系よりの) |
役割 | 情報収集・分析、サポート |
特徴 | 爽やかなイケメン、冷静沈着、分析力に優れる |
その他 | プロハンターのライセンス所持 |
最期 | ヒソカに襲撃され、死亡 |
シャルナークの死亡は何巻の何話?
シャルナークの衝撃的な死亡シーンは、コミックス34巻の357話「残念2」で描かれ、ヒソカによる幻影旅団狩りの一環として突如として起こりました。
シャルナークがヒソカに殺害されるシーンは、個人的にハンターハンターの中でも衝撃的な場面の一つです。
ヒソカはコルトピを殺害した直後にシャルナークを襲います。
コルトピの首を持ち、血に染まった姿のヒソカを見たシャルナークは、危機を感じて近づきますが、次の瞬間に致命的な一撃を受けて即座に命を落とします。
彼の遺体は後にブランコに座らされ、カラスに突かれている姿で発見され、幻影旅団メンバーのクレバー担当の無残な最期を象徴する場面となりました。(ちなみに足元にはコルトピの首が転がっています)
この出来事は、ヒソカの残虐性と幻影旅団への執着を如実に示す重要なシーンとして、多くのファンの記憶に深く刻まれています。
シャルナークの能力は?
シャルナークのブラックボイスは、幻影旅団の中でも特徴的な念能力です。
この能力は「携帯する他人の運命」とも呼ばれ、操作系の念能力に分類されます。
ブラックボイスの核心は、シャルナークが所持する特殊な携帯電話にあります。
この携帯電話にはコウモリやドラキュラの形をしたアンテナが付属しており、このアンテナを操作したい相手の体に刺すことで能力が発動します。
アンテナを刺された相手は、シャルナークの携帯電話を通じて完全に操作されることになります。
この能力には2つの操作モードがあります。
1つは遠隔操作(リモート)モードで、シャルナークが携帯電話を通じて直接相手を操作します。
もう1つは自動操作(オート)モードで、シャルナークが事前にプログラムした指示に従って相手が動きます。
ブラックボイスの効果は、アンテナが抜けるか対象者が死亡するまで持続します。
しかし、この能力にも弱点があります。
アンテナを相手に刺す必要があるため、戦闘中や警戒している相手に使用するのは困難な点。
興味深いのは、シャルナークがこの能力を自分自身に使用できる点です。
「ブラックボイス-自動操作モード」と呼ばれるこの技は、シャルナーク自身にアンテナを刺すことで発動します。
この状態では、シャルナークのオーラ量が大幅に増加し、通常以上の戦闘力を発揮しますが、この間の記憶は残らず、体への負担も大きいため、最終手段として使用されます。
シャルナークのブラックボイスは、その高い操作性と応用力により、幻影旅団の作戦において重要な役割を果たしてきました。
情報収集や敵の操作など、多様な状況で活用できる能力として、シャルナークの知性と相まって効果的に使用されてきたのです。
シャルナークについての予言とは?
シャルナークに対する予言は、クロロが盗んだネオン・ノストラードの念能力「ラブリーゴーストライター」によるものです。
予言内容は以下。
「電話を掛けてはいけない、一番大切な時につながらないから。電話に出るのもすすめない、3回に1度は死神につながるから。」
この予言は、シャルナークの運命を驚くほど正確に示唆していました。
予言の中の「死神」という言葉は、後にシャルナークを殺害することになるヒソカを指していたと解釈できます。
シャルナークは当初、この予言を真摯に受け止め、ヨークシン編では警告に従って行動していました。
例えば、クラピカからの電話に出ないなど、予言の指示を守っていました。
しかし、予言から約2年後、シャルナークはこの警告を忘れてしまったかのように、致命的な状況に陥ります。
彼はクロロに念能力を「貸し出し」ている状態で、自身の能力を使えない状況でした。
そしてヒソカによる襲撃の直前に、おそらくクロロかマチからの電話を受けています。
皮肉にも、シャルナークは電話の直後にヒソカに遭遇し、即座に殺害されてしまいます。
この展開は、予言の「一番大切な時につながらない」「3回に1度は死神につながる」という部分が現実となったと解釈できます。
この予言の的中は、「ラブリーゴーストライター」の能力の信憑性を高めると同時に、物語における運命の不可避性というテーマを強調しています。
シャルナークの死は、予言の重要性と、それを軽視することの危険性を読者に印象づける出来事となりました。
残された謎:誰からの電話だった?
まず、電話の発信者として最も可能性が高いのは、幻影旅団のメンバーであるマチかクロロだと考えられています。
マチからの電話だとすれば、ヒソカが彼女に「蜘蛛全員に伝えておいて」と言った幻影旅団への復讐計画を、情報処理担当のシャルナークに伝えようとしたものかもしれません。
一方、クロロからの電話だとすれば、コルトピの死によって自身の能力「スキルハンター」からギャラリーフェイクが消えたことを察知し、近くにいるはずのシャルナークに連絡を取ろうとした可能性があります。
しかし、別の興味深い考察もあります。
電話を鳴らしたのはヒソカ自身であり、シャルナークの位置を正確に特定するために利用したという見方です。
この説によれば、シャルナークが携帯電話を手放したのは、それが自分の位置を特定される道具と化したことを悟ったためだとされています。
さらに、この電話は先述の以前クロロが盗んだ念能力「ラブリーゴーストライター」による予言と関連している可能性もあります。
この電話の謎は読者の解釈によって様々ですが、シャルナークが死亡してしまった今、今後物語の中で回収の可能性が低い謎の一つになってしまったと思います。
【ハンターハンター】シャルナーク死亡は何巻の何話?能力と予言や謎も解説!の〆
最後に解説した電話の謎については読んでいるときから目に止まって気になっていましたが、改めて調べてみるとやはり同じように気にしている人がたくさんいたようです。
今後明らかになると嬉しいですが、可能性は限りなく低いような印象を受けてしまいますね。
気長に待っていましょう!