作中でもトップクラスの人気を誇る幻影旅団の団長「クロロ・ルシルフル」。
今回はクロロの過去や能力に触れ、vsヒソカ戦における旅団メンバー共闘説について考察してみる。
【ハンターハンター】クロロvsヒソカの共闘説や過去・能力を考察!
まずはクロロの人物像をおさらい。
名前 | クロロ・ルシルフル |
幻影旅団での役割 | 団長 |
出身 | 流星街 |
念能力 | 盗賊の極意(スキルハンター) |
特徴 | 額に十字の刺青 |
クロロは幻影旅団の創設者でありリーダーです。
彼は流星街出身で、過去編からも分かるように、幼少期から仲間を大切にする心優しい性格の持ち主です。
クロロの過去や幻影旅団の結成に関する詳細は過去編で明らかになりました。
クロロの能力『盗賊の極意(スキルハンター)』とは
クロロの能力『盗賊の極意(スキルハンター)』の主な特徴は以下。
能力の盗取
『盗賊の極意』は、他者の念能力を盗み、自分のものとして使用できる特質系の能力です。
この能力により、クロロは多種多様な念能力を使いこなすことができる。
能力の保存方法
盗んだ能力はクロロが具現化した本に閉じ込めて保存する。
本のページには盗んだ能力の元の持ち主の写真と能力名が記載されている。
能力の使用条件
盗んだ能力を使用するには、以下の条件を満たす必要がある。
- 右手に本を持つ
- 使用したい能力が記載されているページを開く
能力の制限
- 右手が本を持つために塞がれるため、同時に複数の能力を使用することはできない。
- 本のページ数には限りがあるため、無制限に能力を盗むことはできない。
能力の消失
盗んだ能力の元の持ち主が死亡すると、通常はその能力も使用できなくなりる。
追加能力:栞のテーマ(ダブルフェイス)
クロロは後に「栞のテーマ」という追加能力を獲得し、天空闘技場でのヒソカ戦で披露します。
この能力により、本を閉じたままでも栞が挟んでいるページの能力を使用できるようになり、両手を自由に使えるようになる。
『盗賊の極意』は、その多様性と適応力により、ファンの間で最強の念能力の一つとして評価されています。
過去編で明らかになったクロロと幻影旅団の結成
『HUNTER×HUNTER』の最新巻(38巻)でクロロと幻影旅団の結成に関する詳細が明らかになった過去編。
クロロ・ルシルフルは流星街出身の少年で、彼は幼少期から非常に優秀で、周囲の子どもたちから慕われていました。
クロロは本来、穏やかで思慮深い性格でしたが、仲間や故郷を守るために「悪党」の道を選ぶことになります。
幻影旅団の結成は、クロロが望んで団長になったわけではありませんでした。
むしろ、流星街の子どもたちがクロロに惹かれて自然と集まってきたことがきっかけです。
初期メンバーは9人で構成されており、クロロ、ノブナガ、フェイタン、マチ、フィンクス、シャルナーク、フランクリン、パクノダ、ウボォーギン。
彼らは全員が流星街出身であり、厳しい環境の中で生き抜いてきた仲間たちでした。
この過去編の公開により、幻影旅団が単なる「極悪非道の盗賊団」ではなく、複雑な背景と動機を持つ集団であることが明らかになりました。
幻影旅団が結成されるキッカケとなった出来事とは?
仲間のサラサの死が幻影旅団結成のきっかけとなった重要な出来事です。
サラサの遺体は無惨な状態で発見され木に吊り下げられていた状態でクロロたちが発見。
殺害現場には犯人からの手紙が残されており、流星街への挑発的なメッセージが書かれていたと推測されています。
この事件はクロロと仲間たちに深い喪失感と怒りをもたらしました。
特にクロロは、この事件をきっかけに流星街の「復讐者」として活動を始める決意を固めました。
このように、サラサの悲劇的な死とそれに伴う復讐の誓いが、幻影旅団結成の直接的なきっかけとなったのです。
ヒソカ戦は旅団メンバーと共闘していた説について
「共闘説」とは、34巻のクロロ vs ヒソカ戦において「クロロは他の団員と共闘してヒソカを倒したんじゃないか?」という説です。
ネット上に転がるその説の根拠についてまずは見てみましょう。
1. 消えたシャルナークのアンテナ
戦闘の最中、ヒソカは操作されていた人間の死体からアンテナが消えていることに気づき、クロロが釣り糸で回収したと推測しました。
しかし、ヒソカのような熟練の戦闘者が通常の釣り糸に気づかないのは非常に不自然です。
この点から、マチの念糸が使用された可能性が浮上します。
マチの念糸は非常に細く、ヒソカのような熟練者でも気づきにくい可能性が高いのではないでしょうか。
2. 200体を超えるコピー人形
ヒソカは残りのコピー人形を20〜30体と予想しましたが、実際には200体以上の大量の人形が襲いかかりました。
クロロ単独でこれだけの数のコピー人形を作成する時間的余裕はないと考えられており、コルトピがバックグラウンドでコピーを作成し、クロロは「番いの破壊者」の刻印を押す作業に集中していたという説が提唱されていますね。
この協力体制があれば、大量のコピー人形の製造が可能になります。
3. クロロの能力説明の真の目的
まず、クロロは戦闘開始時に自身の能力を詳細に説明しました。
念能力の戦いでは、自身の能力を明かすことは大きなリスクとなることは承知の事実です。
この説明の真の目的は、会場に隠れている他の団員の存在をヒソカに悟られないようにするためだという説があり、クロロは「団員から能力を借りている」という印象をヒソカに与えることで、この戦いが一対一であると思い込ませる狙いがあったとされています。
4. ヒソカの左手爆破
クロロが「携帯する他人の運命」で人間を操作し、ヒソカの左手を爆破する描写があります。
しかし、シャルナークの「携帯する他人の運命」の操作方法と一致しない点があります。
クロロは声で指示を出していますが、シャルナーク自身が能力を使う際には常に携帯電話のボタンで指示を出しています。
この不一致から、実際にはシャルナークが操作を行っていたという説が生まれました。
5. 戦闘後の幻影旅団メンバーの存在と発言
戦闘後、控え室ではシャルナーク、コルトピ、マチがヒソカの死体を確認しています。
クロロが使った旅団メンバーの能力の所有者である3人の当事者が現場にいたこと自体が共闘の可能性を示唆しています。
そしてマチの「戦う相手と場所はちゃんと選ぶ事だね」という発言がヒソカに共闘を確信させ、怒りを爆発させたという解釈もあります。
これらの根拠は直接的な証拠ではありませんが、複数の要素が重なることで「共闘説」が生まれたようですね。
個人的には、『信頼と人望が厚いクロロのためなら、旅団メンバーはやりかねない』と思うので、この共闘説は説得力を感じるので支持したいと思います。
というか、マチの発言でヒソカが共闘を確信し、メンバーの皆殺しを実行に移したことによって暗黒大陸編でも旅団メンバーの活躍が読めてる事実があるので、個人的には結果オーライだと思います。
【ハンターハンター】クロロvsヒソカの共闘説や過去・能力を考察!の〆
ということで今回はクロロ・ルシルフルについて深堀してみました。
幻影旅団の今後の活躍と展開は期待大なので、また新しい考察ネタが提供されるのを楽しみに待ちましょう!