今回は、苦手な人はとことん苦手な類のホラー漫画「座敷女」をご紹介します。
一人暮らしの方や夜道が苦手な人はご注意を…。
【座敷女】ネタバレありでサチコの正体を考察!【何言ってんの?】
タイトル | 座敷女 |
作者 | 望月峯太郎 |
ジャンル | ホラー、サスペンス |
連載雑誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表年 | 1993年頃 |
ストーリー | 主人公の大学生ヒロシが、サチコと名乗る不気味な女性に付きまとわれ、生活が崩壊していく様子を描く。 |
主要キャラクター | ヒロシ(主人公)、サチコ(座敷女) |
特徴 | サチコは異様な外見と高い身体能力を持ち、他人の良心に付け込む。彼女の正体は最後まで明かされない。 |
幼い頃にこの漫画からだいぶ大きなトラウマを植え付けられた私ですが、それと同時に都市伝説やオカルトの世界にどっぷり浸かる契機にもなったホラー漫画が今回ご紹介する「座敷女」です。
「座敷童」に似たキャッチーさを持つタイトルですが、騙されてはいけません。
出会ったら幸運が訪れる座敷童とは違い、出会った者を不幸にしかしないのが座敷女の特徴です。
以下よりネタバレ含みます!
座敷女のあらすじ・ストーリー
大学生の森ヒロシは、ある夜中に隣室のドアがしつこくノックされる音で目を覚ます。
玄関のドアを開けると、そこにはロングヘアにロングコートを着た不気味で大柄な女性が立っていた。
この不気味な女性は「サチコ」と名乗り、電話を借りたいと言って不躾にヒロシの部屋に入ってくる。
この奇妙で非現実的な出来事を境にヒロシの平穏で静かな日常が崩れ始め…。
座敷女サチコの正体を考察
以降は座敷女の作中に残された謎について私なりに考察していきたいと思います。
前提として、謎に対する答えは作中で明言されていないので、あくまで私の想像ということはご了承ください。
座敷女サチコのモデルは?
おそらく、昭和から平成に掛けて一世を風靡し、当時の小学生を震え上がらせた都市伝説の代表格「口裂け女」がモデルではないでしょうか。
- ざんばらの乱れた黒髪のロングヘアー
- 長身
- トレンチコート
などの特徴が一致してますね。
座敷女サチコは幽霊なのか?変質者なのか?
そもそもサチコがもたらす男性陣に対しての悪影響は全て質量を持った現象のため、サチコが実態を伴った人間であり変質者である可能性は極めて高いのではないでしょうか。
しかし、よりオカルト的な視点を鑑みて仮にサチコが幽霊だとした場合でも、物理的な心霊現象を引き起こす悪量という説も面白いのではないでしょうか。
座敷女サチコの注射の中身は?
エンディング直前、病院内での逃走劇のサチコに捕まった主人公が謎の注射を打たれる描写があります。
臆測の域をでませんが、注射の中身に関しての可能性は、状況から鑑みてもそれほど多くはないのではないでしょうか。
考えられる中身については、エピローグでのヒロシ友人らのリアクションから察するに、致死性の薬品である可能性が高そうだと思いました。
【座敷女】ネタバレありでサチコの正体を考察!【何言ってんの?】の〆
物語の各所に謎が散りばめられたまま回収せずに結末を迎えてしまいましたが、逆説的には、却ってあれやこれやと想像を膨らませ考察する余地を残してくれた、とも言い換えることができるのではないでしょうか。
結局のところ真実は作者の望月峯太郎先生しか知り得ませんが、個人的にはこういった謎を残したまま終わる話も好きなので、未回収が苦でない人には非常にクオリティの高い余韻を残すホラー漫画としてオススメしたいと思いましす。
口裂け女や八尺様などの都市伝説が好きな人はきっとハマるとはず。
書いてて思ったんですが、漫画の年代的に八尺様のベースになった可能性もあるかも???