管理人の大好きな『剣豪漫画』のオススメ作品をまとめました。
おもしろい剣豪漫画を探していた方はぜひ参考にしてみてください。
バガボンド

作者 | 吉川英治(原作) 井上雄彦 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊モーニング |
巻数 | 既刊37巻 |
剣における天下無双を目指し、殺し合いの螺旋の中へと身を投じていく宮本武蔵。同じく、剣の道を究めんとする者たちは、放浪の人(バガボンド)となり、その運命に翻弄されていく——。
引用:モーニング公式サイト
漫画『バガボンド』は剣豪宮本武蔵の成長と葛藤を中心に展開される壮大な物語。
作中では、武蔵が「天下無双」を目指して旅を続ける中で、数々の強敵や挫折と向き合いながら、本当の強さとは何かを模索する様子が描かれています。
井上雄彦先生の圧倒的な画力と緻密な心理描写が相まって、キャラクターたちの内面や剣技がリアルに描かれている点が大きな魅力の剣豪漫画です。
哲学的な展開への賛否も見られますが、それでも作品全体としての完成度やテーマ性は高く評価されており、戦国から江戸への転換期という激動の時代背景を活かし、人間ドラマと歴史ロマンを融合させた『バガボンド』は、剣豪伝としてだけでなく、一人の人間の生き様を描いた傑作とも言えます。
個人的には又八が人間らしくて大好きです。
シグルイ

作者 | 南條範夫(原作) 山口貴由 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | チャンピオンRED |
巻数 | 全15巻 |
江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!
引用:チャンピオンクロス
『シグルイ』は、南條範夫先生の原作を山口貴由先生が描いた時代劇漫画で、江戸時代初期を舞台に、剣士たちの壮絶な生き様と死闘を描いた作品です。
物語は徳川忠長が開催する御前試合を発端に、隻腕の剣士・藤木源之助と盲目の剣士・伊良子清玄の因縁深い戦いに焦点を当てています。
物語冒頭で魅せてくれるその独特な世界観と緊迫感あふれる描写は、多くの読者を魅了しています。
また、絵柄の緻密さと残酷さも際立っています。
血生臭さや痛々しい描写が多い一方で、それらは単なるショック要素ではなく、武士道や人間の尊厳といったテーマを深く掘り下げるための手段として機能しています。
このリアリズムによって、読者は物語に引き込まれつつも、自身の価値観や倫理観を問われるような感覚を味わいます。
過激な内容ゆえに読む人を選ぶかもしれませんが、武士道や人間性への深い洞察を提供する稀有な作品として、個人的にはとても推したい作品。
読むことで剣士たちの壮絶な生き様だけでなく、人間としての在り方についても考えさせられる、非常に濃密で挑戦的な剣豪漫画と言えるでしょう。
SIDOOH―士道―

作者 | 髙橋ツトム |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ |
巻数 | 全25巻 |
ニッポンが“幕末”と呼ばれる少し前、動乱の世に放たれた二人の兄弟がいた。兄は雪村翔太郎:14歳、弟は雪村源太郎:10歳――たった二人で生きる決意を誓った幼き“侍”に、容赦なく降りかかる時代の混沌、修羅の世界。ROCKする《SAMURAI COMIC》の決定版、ついに始動!
引用:集英社
『SIDOOH―士道―』は、髙橋ツトム先生による幕末を舞台にした歴史漫画で、雪村翔太郎と源太郎という兄弟が剣術を身につけながら激動の時代を生き抜く物語です。
両親を亡くした彼らが、侍としての道を模索しながら成長していく姿が描かれ、幕末の歴史的事件や人物とも絡み合いながら展開されます。
本作の魅力は、緻密な画力と迫力ある剣戟描写、そしてキャラクターの心理描写にあります。
兄弟それぞれの性格や成長が丁寧に描かれ、特に兄・翔太郎のカリスマ性と弟・源太郎の情熱的な行動力との対比が物語に深みを与えています。
また、坂本龍馬や新選組といった歴史上の人物との交流や対立も興味深く、史実とフィクションが巧みに融合しています。
終盤では、幕末特有の混沌とした世界観を背景に、兄弟がそれぞれの道を見出していく姿が感動的です。
『SIDOOH―士道―』は、幕末という時代を舞台に、人間ドラマと歴史ロマンを融合させた剣豪漫画です。
歴史好きにはもちろん、剣士として生きることの意味や信念を問う物語として、多くの読者に訴えかける力強さを持っています。
無限の住人

作者 | 沙村広明 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
巻数 | 全30巻 |
「勝つ事こそ剣の道」という逸刀流統主・天津に両親を殺された少女・凜は、仇討ちのため、身に血仙蟲を埋め込んだ不死身の男・卍を助っ人にする。
異形・残虐・悲運……様々な殺人者たちが交錯し葬られる、凄惨な剣戟活劇。これが「ネオ時代劇」だ!引用:アフタヌーン公式サイト
『無限の住人』は、沙村広明先生が描いた江戸時代を舞台とする剣豪漫画です。
不老不死の体を持つ主人公・万次と、両親を殺された少女・浅野凜の復讐の旅を軸に、壮大な物語が展開されます。
本作の最大の魅力は、緻密な画力と独創的な世界観です。
奇抜な衣装や独特な武器が登場し、通常の時代劇とは一線を画す斬新さがあります。
特に、万次が使用する特殊な武器は迫力ある戦闘シーンの演出を彩っています。
物語は単なる復讐劇にとどまらず、登場人物たちの複雑な心理や葛藤、そして「剣の道」を極めようとする者たちの生き様が深く描かれています。
特に、主人公万次の不死身という設定が、生と死、そして人間の存在意義について読者に問いかけると同時に、その独特な世界観と深い人間ドラマで読者を魅了し続ける傑作の剣豪漫画と言えるでしょう。
当ブログでご紹介した【無限の住人】の記事はコチラ👇
いちげき

作者 | 松本次郎 |
出版社 | リイド社 |
掲載誌 | コミック乱 コミック乱ツインズ |
巻数 | 全7巻 |
時は幕末………大政奉還後、江戸幕府との武力決着を望む薩摩藩は
幕府を挑発すべく、江戸にたむろする浪士たちをかき集めて
「御用盗」なる武装集団を結成、「攘夷のための資金提供」を名目に
夜な夜な江戸の商家を襲わせていた。
そのころ、江戸近郊の村々から百姓たちを集めた「選抜試験」が行われ
各村から力自慢で有名な猛者たちが終結していた。
選抜試験を仕切る侍たちの狙いは? 選抜試験後に待っているものは?引用:Amazon
『いちげき』は、松本次郎先生が描く幕末を舞台にした異色の時代劇漫画です。
永井義男先生の小説『幕末一撃必殺隊』を原作とし、農民から武士となった者たちの数奇な運命を描いています。
物語の中心は、小柄ながら機転の利く農民・丑五郎です。
彼は苦しい生活から抜け出すために「一撃必殺隊」に参加し、刀を持つ権利を得ます。
「刀」が持つ力と、それによって変化していく農民たちの姿と、突如として武士と同等の力を手にした農民たちの心理描写が秀逸です。
時代劇ファンだけでなく、人間ドラマを楽しみたい読者にもおすすめの漫画です。
剣豪漫画のオススメ作品まとめ!剣に命を乗せて熱くぶつかり合う!の〆
いかがでしたでしょうか。
これからも面白い剣豪伝説漫画を見つけたらどんどん追記していくのでお楽しみに!