音楽・バンド漫画のオススメ作品まとめ!まるで音が聞こえるような臨場感!
管理人の大好きなジャンル『音楽・バンド漫画』のオススメ作品をまとめました。
演奏シーンで読者の内なる10代をウオォォォ!と昂らせる名作揃いのジャンルなので、蒼き熱量で魂を震わせたい方はぜひ参考にしてみてください。
スーパースターを唄って。
作者 | 薄場圭 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
連載期間 | 2023年2月〜 |
単行本巻数 | 既刊4巻(記事執筆時点) |
ネグレクト。
薬物汚染。
暴力。
最愛の人の死。
生まれながらに用意された不可避の負のスパイラルから必死に抜け出そうとする主人公。
憎いはずの薬物に関わらざるを得ない残酷な運命に、はたして音楽は救いをもたらすのか。
社会生活を送る上で普段目にする事がない劣悪な環境で生きる若年層。
それは我々に視界に届いていないだけで、主人公が生きるような過酷な環境は、先進国(いまはそれも怪しいが)と呼ばれるここ日本でも場所によっては数多実在する事実。
日々の憤りを紙に殴り書き、それらはマイクを通して、生きる言葉としてオーディエンスの耳に届く。
主人公の生きた言葉は少しずつ、だが確実にリスナーの耳に届き心を揺さぶる。
主人公が綴るリリック、そして相棒が奏でるビートは、自身を取り巻く闇深い劣悪な環境から抜け出すためのスポットライトとなるのか。
主人公は一般的には不幸と呼ばれる生い立ちで、物心ついた年頃からアンダーグラウンドで生きることを余儀なくされるが、ひょんなことから似たような境遇の少年と出会いヒップホップの世界へと身を投じるサクセスストーリー。
全3巻でサクッと読破できる長さなので、ぜひ主人公の魂の声を聞いて、たくさんの人に少年少女の行く末を見届けてほしいと思う。
BECK
作者 | ハロルド作石 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊少年マガジン |
連載期間 | 1999年〜2008年 |
単行本巻数 | 全34巻 |
学校では存在感がなく平凡な毎日を過ごす主人公の14歳の少年・田中幸雄。
「自分なんかいなくても何事もなく世の中は動いていくし、人生が過ぎていくんだ。」
そんな思春期特有のありがちな不満を募らせながらも、ひどくありふれた平坦ではあるが幸せな日々を享受するどこにでもいるような中学生。
そんなある日、学校の帰り道にいじめられていた犬を助けたことがきっかけで飼い主である南竜介と出会い、愛犬を助けてくれたお礼に竜介からギターを受け取り音楽の世界に入ることとなる。
音楽をやったことがある人なら絶対に胸が熱くなる様な、音楽しか持ち得ないエモーショナルさや音楽でしか味わえない高揚感を読者に与えてくれる漫画です。
中学生の価値観からすれば大きすぎる社会という魔窟の中で、人間関係に悩んだり汚い大人と関わったり甘酸っぱい恋愛をしてみたりと、こんな経験したら一瞬で大人に飛び級してしまうようなイベントが目白押しで羨ましすぎな主人公。
この漫画を読んで始めて「漫画から音楽が聞こえる」という現象を体験させていただいた思い出深い作品です。
ぼっち・ざ・ろっく!
作者 | はまじあき |
出版社 | 芳文社 |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX |
単行本巻数 | 既刊7巻(記事執筆時点) |
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、孤独だった主人公・後藤ひとりが予想外の出会いを通じて成長していくバンド漫画。
ネット上でのみ「ギターヒーロー」として活躍していた主人公のひとりは極度の人見知りだったが、偶然の出会いから「結束バンド」というバンドに加入し、現実世界での人間関係を築き始める。
ひとりがギターに没頭する姿や、バンドメンバーが一丸となってフェス出場を目指す様子は音楽活動の経験がある人なら間違いなく胸熱だし、プロの音楽業界の厳しさも垣間見える描写は割とリアリティのあるバンド漫画だなと思いました。
文化祭でのパフォーマンス失敗や、フェスの最終ステージに残れなかったことなど、挫折の描写も現実的です。
しかし、そこから這い上がりレーベルデビューの機会を得るまでの過程は、壁を乗り越えた者にしか得られないカタルシスを感じさせてくれます。
一時期このバンド漫画のおかげでレスポールがバカ売れしたらしいので、影響力は甚大ですね。
音楽・バンド漫画のオススメ作品まとめ!まるで音が聞こえるような臨場感!の〆
いかがでしたでしょうか。
過去に音楽をやった経験があれば熱い感情を思い起こし、経験がなかったとしても音楽を始めたくなるような、そんな魅力に溢れた漫画を厳選してご紹介させていただきました。
面白い音楽・バンド漫画を読んだらどんどん追記していくのでお楽しみに!