今回は、巷で噂の『幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪』説を考察してみたいと思います。
その真相や黒幕とは一体…!?
- 冒険活劇が好きな人
- ロマンを追い求めたい人
- 緻密な戦闘描写が好きな人
幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪なのか?真相と黒幕について考察!
HUNTER×HUNTERの世界で起きた悲惨な事件、クルタ族虐殺。
この凄惨な事件はクラピカの幻影旅団に対する復讐の動機となっています。
公式には幻影旅団の仕業とされていますが、読者からは様々な疑問点や矛盾点が指摘されており、未だ真相は謎に包まれたままです。
本記事では、この事件の詳細を振り返りつつ、幻影旅団の冤罪説や真の黒幕について深く考察していきます。

どうも黒幕がいるっぽいんだよな!
クルタ族虐殺事件の概要
まずは事件の概要からおさらい。
事件の経緯
- 発生時期:5年前
- 被害者:クルタ族128人
- 被害内容:全員殺害、36対の緋の眼を奪取
事件の特徴
クルタ族虐殺事件の最も顕著な特徴は、その残虐性と目的性の両立です。
128人もの村民が一夜にして殺害され、その中には無抵抗な子供たちも含まれていました。
殺害方法も通常の殺人事件とは異なり、拷問の痕跡が見られるなど、極めて残虐なものでした。
しかし、この無差別的な殺戮の裏には明確な目的がありました。
それは、クルタ族特有の「緋の眼」の奪取です。
事件後、36対の緋の眼が持ち去られており、これが犯行の主たる動機だったと考えられています。
さらに、事件現場に残された「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」というメッセージは、犯人グループの思想や背景を示唆する重要な手がかりとなっています。
この特異な特徴の組み合わせが、事件の謎を深め、様々な憶測を生む要因となっているのです。
幻影旅団冤罪説の根拠
次に、冤罪説の根拠について見ていきましょう。
1. 残虐性の不一致
幻影旅団の行動パターン
- 通常、目的達成のための効率的な行動を取る
- 不必要な殺戮や拷問は避ける傾向がある
クルタ族虐殺の手口との矛盾
- 子供への拷問など、過度に残虐な行為
- 目的(緋の眼の獲得)以上の殺戮
2. ウボォーギンの発言の矛盾
「大仕事」発言の不自然さ
ウボォーギンがクルタ族虐殺を「大仕事」と表現したことは、以下の点で矛盾しています。
- マフィアコミュニティの壊滅など、より大規模な犯罪を行ってきた経歴
- 幻影旅団の価値観からすると、一村落の殺害は「大仕事」とは言えない
3. 流星街との関連性の謎
現場に残されたメッセージ
「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」というメッセージは、世間一般に知れ渡る流星街の有名な言葉です。
流星街の手口との不一致
クルタ族虐殺事件における犯行手口は、流星街の典型的な行動様式と一致しない点が多く見られます。
流星街の住民や幻影旅団は「我々は何者も拒まない。だから我々から何も奪うな」という思想を持ち、報復や必要最小限の暴力を行うことが特徴です。
しかし、クルタ族虐殺では拷問や無差別的な殺戮が確認されており、これらは効率性を重視する流星街の手口とは異なります。
さらに、緋の眼を奪取するという明確な目的があるにもかかわらず、村全体を壊滅させた点も不自然です。
流星街の住民はあくまで実利的であり、メンバーの言動や立ち振る舞いなどからも必要以上の殺戮を行わない傾向を伺い知ることができます。
こうした矛盾点は、事件の真犯人が流星街や幻影旅団以外の勢力である可能性を示唆しています。

深い闇を感じる…。
真相の可能性:黒幕候補
1. マフィアコミュニティによる犯行説
動機
- 緋の眼の高い市場価値(1対あたり約10億)
- クルタ族を守っていた念能力者集団の全滅による機会
裏付け
- マフィアの残虐な手口との一致
- 緋の眼の闇市場での流通
2. カキン帝国関与説
背景
- カキン帝国の拡張政策
- 希少な宝物への関心
可能性
- クルタ族の土地や資源への野心
- 緋の眼コレクションへの興味
3. 幻影旅団による噂の流布説
仮説
幻影旅団が実際の犯行とは関係なく、自らが犯人だという噂を広めた可能性。
動機
- 仲間のシーラの罪を背負うため
- 他の犯罪グループへの牽制や威嚇
シーラは関与しているのか?
幻影旅団の過去編と0巻に登場したシーラですが、私の考察としてはシーラが何かしらの形でクルタ族虐殺へ関与していると考えています。
0巻に登場した際に傷だらけだったのも謎ですし、過去編で若かりし旅団メンバーの元を去った際の物憂げな何とも言えない表情も気になるところ。
ツェリが頭部とセットの緋の目を所有しているあたり、もしかしたらツェリかカキンの誰かからの依頼でシーラがクルタ族襲撃の手引きをしていた可能性もあるのではないでしょうか。

シーラがキーマンな気がします
今後の展開予想
- 新たな黒幕の登場
- クラピカの心境変化
1・新たな黒幕の登場
先日の通り、幻影旅団の仕業だと読者にはミスリードさせ、本当は別の黒幕がいる可能性が高いと思っています。
やはり第一候補としてはカキン族の第4王子のツェリが最も可能性が高いように感じますね。

絶大な権力者でありコレクターだからね
2・クラピカの心境変化
仇だと思っていた幻影旅団が実は濡れ衣で、本丸が別の黒幕だったとクラピカが知った場合、もしかしたら幻影旅団との一時的な協力関係を結ぶ可能性もあるのではないでしょうか。
しかし、真の黒幕が存在するのだとしたら、クラピカの手にかかったウボォーやパクの犠牲に対しクラピカは何を思うのでしょうか。

クラピカのメンタルが心配…。
幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪なのか?の〆
今回は、巷で噂の『幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪』説を考察してみました。
先に挙げた黒幕の説はどれもあり得そうで、真実が明るみになったら驚愕なのは間違いのないトピックですね。
今回ご紹介した幻影旅団によるクルタ族虐殺事件の真相は、HUNTER×HUNTERの物語において重要な謎の一つです。
幻影旅団の冤罪説には一定の根拠がありますが、確定的な証拠はまだ見つかっていません。
真の黒幕が誰であるかは、今後の物語展開で明らかになる可能性があります。
今後の展開に注目しつつ、我々読者も真相に迫る考察を続けていくことが、HUNTER×HUNTERの魅力をより深く味わうことにつながるでしょう。

連載再開が楽しみです!