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【ドラゴンヘッド】ノブオの最後はどうなる?生存説について考察!

【ドラゴンヘッド】ノブオの最後はどうなる?生存説について解説! サバイバル
引用:ドラゴンヘッド4巻 望月峯太郎・講談社
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1巻から登場して2巻で退場するまで、数々の奇行から醸し出される存在感で良い意味でも悪い意味でも読者の記憶に刻まれたキャラクター、高橋ノブオ。
この記事では、そんな高橋ノブオの最後と、実しやかに考察される生存説について考察したいと思う。

【ドラゴンヘッド】はこんな人にオススメ
  • サバイバル系漫画が好きな人
  • ジュブナイル作品が好きな人
  • 狂気じみた心理描写が好きな人

注:ネタバレ含みます!

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【ドラゴンヘッド】ノブオの最後はどうなる?生存説について考察!

高橋ノブオの最後について考察する前に、まずはその人物像についてかんたんに紹介する。

高橋ノブオの人物像

1巻で主人公のテル、そしてアコと出会う同級生の男子。
作中で自身の口から語られている限りでは元々いじめられていた。
そのせいか若干挙動不審な点があり、テルもそのぎこちなさに気付いている様だった。
テルたちが巻き込まれた巨大地震発生時には、トイレにいたために難を逃れている。

ドラゴンヘッドと言えば?と問われれば真っ先に顔が浮かぶ本作のアイコン的人物の高橋ノブオですが、最後を迎えるときまであの特徴的な化粧で暴れ回っていました。

高橋ノブオの変化

高橋ノブオはどうしてあのような立ち振る舞いをしてしまったのでしょうか。
その理由は以下。

出入り口が塞がれていることを主人公のテルから告げられ、自身の目で確かめるノブオ。
暗闇に覆われたトンネル内で闇の中に潜む得体の知れない何かに怯え、次第に正気を失い始め言動・行動が常軌を逸していく。
ついには新幹線内に散乱していた化粧道具で自らの体に異様な模様を描き、まるで恐怖の対象に認めてもらおうとしているかの様な行動が目立つようになる。

極め付けは生活指導の通称ミニラの遺体をまるで儀式でもするかのように瓦礫にくくりつけて祭り上げ、熟睡したアコの体にも自身と同じような模様を描くき、生き残った同級生をも恐怖を与えることになる。

ノブオの最後はどうなる?

そんな完全に常軌を逸して妄想に支配され支離滅裂な言動で同級生を恐怖のどん底に落とすノブオの最後は、2巻の終盤、恐怖におののいて自身の言うことを信用してくれないアコに対しての物理的な暴力をぶつけるシーン以降。
このままではノブオに殺されてしまう、アコがそう絶望したナイスタイミングで、排気口の調査から帰還したテルが新幹線の天井からノブオに飛び蹴りを喰らわせ、アコは一命を取り留める。

アコが安堵したのも束の間、食料や住環境の問題、トンネルの両出口が瓦礫で塞がれ救助の希望もない中、唯一生き残った3人のうち一人は非協力的で正気ではなく暴力まで振るう様になってしまったストレスからか、テルもブチギレてアコの目の前で男子同士で殺し合いを始めてしまう。

互いを拙い刃物で切り結ぶ様子にいよいよ絶望したアコと、感情が昂って我を忘れるテルとノブオ。
そんな3人を再び巨大地震が襲い、トンネル内で小規模な噴火が発生する。
噴火が巻き起こした粉塵の中でテルとアコはなんとか再開を果たし生存するが、テルの後日談曰く、このときノブオは闇の怪物に黒煙の中に取り込まれてしまったという…。

ノブオは生きている?生存説についての考察

この生存説というのは、この記事のサムネイル画像にある、おそらく4巻で登場するシーンではないかと思います。

4巻で自衛隊員である仁村の無意味な暴力に晒された主人公のテルは、頭から大量の血を流しかろうじて保たれていた意識の中で、ノブオに「闇と友達になるためにこちら側にこい」と誘われる。
この時たしかにノブオは頭から血を流して倒れているテルを見下ろす形の構図で再登場している(サムネイル参照)が、この描写はおそらくテルの妄想、もしくは幻覚が作り上げたノブオの輪郭であり、実体はそこにはないと思われる。
その証拠に以降ノブオが登場するのはテルが涙ながらに懺悔を吐露するか、もしくは過去を想起する場面のみで、2巻で闇に飲まれ同化して以降、まるでそこにいるかのように登場するのはこの4巻が最後である。

よって、ノブオの生存説は否定できると私は考えています。

【ドラゴンヘッド】ノブオの最後はどうなる?生存説について考察!の〆

こんな感じでノブオの最後と生存説について考察させていただきました。
物語の性質上、個人的には2巻の退場でよかったなと思います。(あれ以上は精神的に辛いかも)

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